C 勝負なし・比較なしで「その子の得意」がキワ立つ
現行の空手は、相手と競って勝ち負けを決めます。主に「実践空手」と「伝統空手」の2種類あり、人に当てる・当てない、型の出来ばえで勝負する、のいずれかです。(※普及を進めるとそのようになると昔の先生は遺しています)
当館はそのような競技化をせず、沖縄正統空手道を継承してきました。競争しないからこそ本質が引き出される空手を、流派を名乗らず追求してきました。
お子さまから大人まで、一切試合を行いません。「勝とう」「倒そう」という心と体では、武術としての「ワザ」は生まれないからです。
※ 2016 鏡開き (幼児のこのキレイな眼!)
想像してみて下さい・・・試合も、比較・競争もないのです・・・指導にえこひいきが入る理由はありません。
必然的に「この子の何が楽しみか?」「何が成長したか?」に焦点が合い、ブレることがありません。「素質」や「向き不向き」もありません。道場生も、確実に自分自身と向き合うことになります。
※ 2021 夏の合宿 (表情が!稽古の時と違いすぎる!)
引き出したいのは、カッコ良さや対外的な強さではなく、生命としての自分の可能性です。5歳児から80歳まで、自分の得意なところから伸びてきます。
「子どもの能力を愛しているんじゃない!」
「その子らしさが可愛いいんだ!」
と自負しています。